たつの市の室津漁港へ

1月30日、31日の2日間で、農政環境委員会の西播磨・中播磨地域の管内調査を行いました。

■室津漁港(JF室津・魚魚市)
地元漁協の女性部=浜のかあちゃんたちが取組む水産物の地元販売や付加価値を高めた加工品づくりの取組みについてお話を伺いました。仲買人が買いきれない魚の価格を下支えするための、地元で活用、販売しようという工夫から、水産加工品販売(寿司、お弁当、お惣菜)が始まったとのこと。地元の魚をもっと多くの人に食べてもらいたいというかあちゃんたちの思いが、魚職普及のための魚料理教室や学校での食育指導、料理レシピ本の作成などに活動が広がったとのことで、かあちゃんパワーに敬服しました。魚魚市(とといち)弁当は、安くて(550円)おししいという評判で、今や幻の弁当と言われています。

また室津港の景観は本当に素晴らしく、シーボルトも愛したと言われますし、港としては1300年の歴史を持ち、江戸時代の参勤交代では、西国からは海路室津港で上陸して、そこから陸路を江戸に向かったほど、宿場町として栄えた港です。小さな湾に抱かれた港の雰囲気は風情があって文人たちが愛したというのもうなずけます。姫路城とセットで観光に訪れていただきたい場所です。

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